HOTサンダルプロジェクト2012

作品プレゼンテーション




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こんにちは、ブログ管理人の長谷川です。

HOTサンダルプロジェクトメンバーの滞在期間は、8月27日をもって無事に終了いたしました。
東京に戻ってからバタバタとしており、ブログが更新できない状態でしたが、また徐々に8月下旬の島の様子を振り返っていきたいと思います。

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8月25日、26日には、広島、本島、小手島、手島の各島で、HOTサンダルプロジェクトメンバーによる作品発表会がありました。2〜3週間かけて描いた作品を、メンバー一人一人が想いをこめてプレゼンテーションしていきました。

美大生が表現した島の景色や空気に対して、「いままで違った視点から島を感じることができ、新鮮です」とおっしゃって下さる島の方が多かったです。

エネルギーに満ちた絵と言葉、そして展示空間を通して、島や島民の方に対する、私たちの想いを伝えることできたのではないかと思います。
暑い中、多くの方が発表会に足を運んで下さり、とても嬉しかったです。あのときの会場の一体感は、今でも心に強く残っています。
参加して下さったみなさま、本当にありがとございました。

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手島のお祭り

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手島では14日にお祭りがありました。わたあめ、かき氷、フライドポテト、から揚げや、フルーツジュースがお金なしで食べられました。ビールだけ300円でした(笑)

演歌を舞台で歌ったり、みんなで盆踊りを踊ったり盛り上がりました。今年は、お盆に手島に来ている人や、学校の校庭で5、60人がキャンプをしている人たちがいたので例年より盛り上がったそうです。

地元の人たちとも交流したり、絵をプレゼントしたりして、カレーを6箱、沢山の野菜、バーベキューをして残ったお肉、お米、お菓子や、アイスなどをいただきました。島の温かさに触れられました。写真は、いただいたたくさんの食材が入った冷蔵庫です。

本島(ホンジマ)より






本島での生活に入って5日目のシモムラです。

滞在場所の目の前にある海水浴場には、お盆の時期ということもあり、親子連れやジェットスキーを楽しむ人々でにぎわっています。

本島での移動手段は主に自転車で、島の外周は1時間ちょいで周ることができます。
アップダウンが多いので、登りはえっちらおっちら大変ですが、その後に必ずやってくる下り坂は、格別です。
ひんやりとした潮風を身体全体に受けながら、穏やかな海を横目に一気に下ります。

現在、一軒家で生活と制作をしています。
日中は泳いだり海を眺めたり、夜は星空を見たり、朝昼晩好きなときに砂浜に出られる環境を満喫しています。

MIMOCAへ




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一時的に船で本土の丸亀市に戻り、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(通称MIMOCA)にメンバー全員で行ってきました。美術館の学芸員の方が、猪熊弦一郎の常設展とホンマタカシの企画展の解説をしながら、丁寧に美術館を案内して下さいました。

MIMOCAの建築設計はニューヨーク近代美術館(MOMA)と同じ、日本人建築家・谷口吉生によるもの。吹き抜けや自然光の入り方が計算された、非常に心地よい空間でした。

ワークショップ2日目

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2日目のワークショップは、学生に向けて行われました。間島秀徳先生のアドバイスのもと、HOTサンダルプロジェクトメンバー全員で2枚の大きな作品を制作します。一枚はカラー、一枚は墨汁のみで、描き方、描くものは自由!


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始まり始まり!


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大きさはなんと約2m×13m。


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筆の動かし方、絵の具の塗り方はひとりひとり違います。


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手で。


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バケツで。


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流木で。


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熱中。


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徐々に色がのってきました。

 
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そして... 完成! 力強い作品ができました!

画像をクリックすると大きい画像が見られます。

ほとんどの人が初めての共同制作だったので、新鮮で、発見が多かったです。
制作時間約3時間、使用材料は100円均一の絵の具とは思えません。
その他に、島の砂や土も使っています。

島のエネルギーを深く吸っているからこそ、皆で吐き出せた作品なのだと思います。

間島先生、二日間の濃厚な時間を本当にありがとうございました!
今後の制作にこの体験を活かしていきます。

Photos by M.Usa, K.Makiko, H.Kiyo

ワークショップ1日目

8月10日、美術家の間島秀徳先生による、島民に向けてのワークショップが行われました。
島民の方々が約30名、広島の制作場所である体育館に集まり、広島、手島、小手島に滞在している美大生と一緒に大きな作品を作りました。




ワークショップに向けて準備中。


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初めに全員の自己紹介を。


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作品のテーマは「島の記憶」。島民の方々に、思い出の写真などを持って来ていただき、それを元に絵を描いていきます。それぞれの写真にまつわるエピソードを伺うのが、とっても楽しかったです!


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中には80年前の写真も!


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徐々に制作に取りかかります。


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島民の方が描くのをサポートしつつ、私たちも伺ったお話を元に手を加えていきます。
メインは大きなひまわり!


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だんだん、作品が出来上がってきました。ここまでほんの1時間。


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完成です!!
沢山のあたたかい笑顔にあふれた時間でした。
島の方々との交流が何よりも嬉しかった一日でした。


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同じ日に、本島でもワークショップを開催。子供たちも元気よく描いてくれました。

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こちらも完成!!
みなさま、本当にお疲れさまでした!

ワークショップは2日目に続きます。

photos by M.Usa

普段の制作の様子

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photos by M.Usa


島には、絵になる風景が沢山あります。

HOTサンダルプロジェクト参加メンバー



遅ればせながら...
今回のプロジェクトの参加メンバーです。よろしくお願いします!

<武蔵野美術大学日本画科>
泉 桐子
正木 沙綾
松原 由加子
川村 陽平
高橋 周平
波多野 晃史
澤井 昌平

<女子美術大学日本画専攻>
古田 さくら
市川 智美
下村 渚
高山 真衣
佐藤 友里子

<多摩美術大学日本画専攻>
岸本 真生子
鮫島 一美
北村 麻里
三鑰 彩音
並木 夏海
三宅 世梨菜
三木 綾子
石井 冨美子
ブルースタール コーディリア
原 杏奈
西秦 仁史
小林 大悟
千葉 大二郎
佐藤 健太郎

<多摩美術大学日本画研究室>
長谷川 幾与

人文字と花火でHOT☆HSP☆


photo by M.Usa


photo by M.Ayane

この島に来て初めての共同制作! 盛り上がりました。

ファイトイッパツ!



11日早朝、広島の王頭山に登りました。
写真では伝わりにくいですが、ロープを手繰って登るほどの超急斜面!
しんどかった分、下山して飲んだファンタがサイコーでした。

こんにちは



大きい虫にも全然驚かなくなりました。

ところてん!

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島民の方にところてんの作り方を教えていただいています。
都会ではなかなかできない体験。
おいしかった〜!

採石場

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広島には、採石場が沢山あります。
「青木石」と言われる青みを帯びた御影石を採掘することができ、その歴史は豊臣秀吉の時代に遡るそうです。大阪城のほか、金毘羅宮の宝物殿などにも青木石が使われています。

一昨日は特別に、現在稼働中の採掘場に立ち入らせていただきました。
景色は圧巻。岩肌が美しく、島の誇りである青木石を体で実感できました。

夕飯の支度



外でスケッチをしたり、海で泳ぐと体力の消耗が激しいので、ご飯はモリモリ食べます。
スーパーやコンビニがないため、基本的に自炊。島民の方々がトマト、オクラ、スイカ、モモ、きゅうりなど、野菜や果物を沢山くださるので、栄養満点の料理が毎日食卓に並びます。

東京にいる時よりもいい食事をしているかもしれません。

自転車で一周中。



どこに行っても人が小さく感じます。

くらげ♡

制作場所



ほとんどの島では、学校の体育館が制作場所です。広々!
アブと戦いながら、涼しい夕方から描き始める人が多いようです。


手島から




おはようございます。武蔵野美術大学の波多野です。

手島は、蚊はほとんどいなく、かわりに今年は虻(あぶ)が大量発生したらしく、たくさんいます。刺されないように気をつけています。東京の虻とは違く、ハチみたいです。

セミがたくさん鳴いていたり、用水路にはエビや蟹、カエルなどの生き物がいます。夜玄関の明かりをつけておくと、カブトムシが2匹とまっていたこともありました。生き物がたくさんいます。

外を歩いていて人とすれ違うことは少ないですが、自然がたくさんある島です。東京ではできない貴重な経験ができています。

小手島から



小手島の小林です。
こちらの島のメンバーは小手島の小中学校で宿泊・制作しています。
蚊やスズメバチがたくさん飛んでいますが、風が涼しくて過ごしやすいです。
小手島は住民の方がおっしゃるようになんにもありませんが
標高が高いところへ登って辺りの島々が見渡せます。
制作にとても集中できるのでみんな着々と準備を始めています。
写真は制作に疲れてぐったりしているメンバー

夕日を眺める。



島の夕日は絶景でした。

新聞に掲載されました!



なんと8月7日の四国新聞に今回のプロジェクトの記事を掲載して頂きました!
みんないい笑顔ですね。

島に到着!(8/6)



塩飽諸島の広島に到着しました!(ブログやっと投稿できましたっ)
本土香川県丸亀市の丸亀港から、フェリーで約45分。小型高速船だと30分ほど。

入島式では、丸亀市長、HOTサンダル実行委員会の方々、島の自治会長、市議会議員の方などがお話をしてくださり、HOTサンダルプロジェクトのメンバーを代表して、私長谷川と、多摩美3年生の岸本さんもご挨拶させていただきました。

気持ち良さそうです。

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海の上

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取材を受けています。

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無事に式が終わり、現在島に向かうフェリーの中です。
かろうじて電波が通じる状態なので、落ち着いたらまた式の様子をお伝えします!

取材内容は、地元のテレビ局で明日放送されるそうです。

丸亀市に到着しました!




これから入島式が始まります。
写真は丸亀駅にある特産うちわ!

塩飽諸島の場所




私たちが滞在制作する島々は、地図上ではこの辺り。
岡山県と香川県に挟まれ、アートサイトとして有名な直島からは、数十キロ西にあります。

先陣から、携帯電話の電波が届きにくいという連絡がありました。
なので、このブログも更新が遅れてしまうかもしれません...!

いよいよ明日は入島式。どんな生活や人々が待っているのか、とっても楽しみです。

「HOTサンダルプロジェクト」の名前の由来

「HOTサンダルプロジェクト」のネーミングの由来とは...
HOT は「おせったいの、あったかい心」の島民、丸亀市民のこと。
サンダル は活動(足)を補佐する靴。
また、海、砂浜をイメージする履物。高貴なものでなく、若者の暮らしに馴染んでいる靴。
HOT sandal は、未来のアーティストを育むアトリエの総称、「あったかい靴」

詩的ですね〜。素敵なネーミングです。

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島に向けて準備中...

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こんにちは、HOTサンダルプロジェクトメンバーの長谷川です。
今夏は離島で滞在制作をし、このブログで島のレポートをしていきます。

参加者のほとんどは、8月6日の入島式に向けて5日に関東を出発する予定。
写真は、多摩美術大学日本画専攻3年生のアトリエです。

島で絵を描くためのパネルを製作中。
みんな着々と準備を進めています。